使う状況を選ぶ言葉
こんにちは!
はやづみれもんです。
既に説明している事柄に対して、相手から質問を受けた場合、「先程申しましたように」という言葉が使われることがありますよね。
よく使われる言葉だと思いますが、先日「使う状況によっては、あまり好ましくないなぁ」と感じる出来事がありました。
水羊羹の賞味期限を尋ねたところ‥
先日、水羊羹を買いに行ったときのことです。
1つは贈答用として、通常の羊羹とセットになって売られているものを、もう1つは自宅用として、バラ売りのものを数個まとめて購入しようとしました。
私は水羊羹の賞味期限が短いことを気にしていましたが、バラ売りの方は賞味期限を確認していただけたものの、既に化粧箱に入れられてセットになっている贈答用の方は確認がなかったため、こちらから賞味期限について尋ねました。
その際、店員の方から言われた言葉が「先程申しましたように」でした。
説明としては、確かに落ち度はないのだけど
これ、実によく使われる言葉だと思いませんか?
「先程既に説明している」「私は言うべきことを言っている」「落ち度はない」そんなニュアンスを含んだ自己防衛のための言葉として、私も何度か使ったことがある言葉です。
受け手の立場で感じた違和感
私としては、バラ売りの水羊羹と既に化粧箱に詰められている水羊羹の賞味期限が同じとは限らないとの思いで、念の為に確認をしたつもりでした。
ですが、この店員の方からすれば、店頭にある水羊羹は、全て同じ賞味期限であるという前提であったのでしょう。
「さっき言いましたよね」と、質問を煙たがられてしまったように感じました。
多用しない方が無難
この言葉、一方的に説明をする場面で、前述したことを繰り返し伝える等の状況を除き、あまり多用しない方が良いのではないでしょうか。
迷惑だという言葉を暗に伝えたいという場合ならば効果的な言葉だと思いますが、その意図が無いのであれば、たとえ一度説明したことだと思っても、黙ってもう一度伝える方が、その場は円満に保たれると思います。